
沖縄本島で外せない観光スポットとして国際通りがありますが、沖縄県で一番大きな都市でもある那覇市のメインストリートになります。安里三叉路からパレットくもじ前交差点まで続いている、およそ1.6キロの道の両側に沖縄料理屋や観光土産ショップなどが多くあり、那覇の町の人気スポットとして一番勢いのある通りです。それから、国際通りから少し脇道へ行ってみると、いくつもある細い道に昔の民家を直した建物が並んでいて、若い方がセンスをフル活用したショップが多くあります。
国際通りの名前の由来
国際通りの名前はどのようにつけられたかというと、現在のてんぶす那覇の近くに「アーニーパイル国際劇場」という名の映画館が存在したことからこの名前がつけられました。昔はほとんど何も存在しなかった国際通りの周囲に、琉球政府とアメリカ政府が結びついてアーニーパイル国際劇場が建てられました。アメリカの従軍記者でもあるアーニーパイルの名前をとり、「アーニーパイル国際劇場がある通り」から「国際通り」と言われるようになりました。
国際通りがこの世に生まれたのは第二次世界大戦から間もなくです。現在からは思い浮かべることが難しいほど、その当時は湿地帯があたり一面にある通りで、畑の中に舗装されていない道がひとつ存在するのみでした。
ですが、この道の脇にテントをはって商売をスタートする方が増え、驚くほどの進化を遂げています。戦争が終わった後の跡形もない野原に築かれ、速やかに進歩を遂げたことからもまたの名を「奇跡の1マイル」とも言われています。昔においては、日々の暮らしにはなくてはならない食べ物・商品など、沖縄県民をターゲットにした商売が大半でした。けれど、今現在においてはデパートやお土産ショップ、レストランといったものが並んでいて、食事・買い物をエンジョイする方がたくさん現れるようになっています。
日本だけでなく世界各国から観光客が集まる場所となった国際通り。今後の発展も頼もしいものとなるでしょう。