
沖縄の方言は、かなり独特。地元であっても、住む地域が違うと、何を言っているのか聴き取れないことも…。でも、なんとなく素朴な感じの沖縄の方言。使えるか使えないかは、あなた次第!まずはチャレンジです!
「愛してる」を方言で言ってみる
ストレートに「愛してる」とはなかなか言いづらいものですが、ウチナー方言で言うとどうなるのでしょう?
かなさんどー
一般的に沖縄の方言として使われています。シリアスな感じで「愛してる!」というよりは、「可愛くてかわいくて仕方がない!」という感じです。
もしも、真剣な愛の告白であれば、こうなります。
『うんじゅがかなさいびん』
これは、ちょっとハードルが高そうです。
「さようなら」を方言で言ってみる
友達や職場の同僚と別れる時、「じゃあ、明日ね。さよなら」ってあいさつしますよね?
これ、沖縄の方言で言うと、意外と可愛くておすすめです。
ぐぶりーさびら
これが、「さようなら」という意味の方言です。これだけだと、なんとなくかわいらしさがありません。
あんせーや
「じゃあね」っていう意味です。「あんせーや」に続いて、次の言葉を加えると、可愛らしさがグッと増してきます。
あちゃーや
「あちゃー」は「明日」という意味なので、「明日ね」となります。
さてこれを三つまとめて、一つの挨拶文にしてみます。
あんせー あちゃーや ぐぶりーさびら
「じゃあ、明日ね!さようなら」となります。
ちょっと気になる年上のウチナンチュにさりげなく使ってみると、とってもかわいがられること間違いなしの方言です。
「お願いします」を方言で言ってみる
何かをお願いする時、使う言葉の代表のような挨拶。ですがこれも、沖縄人に対しては、方言を使った方が気に入ってもらえます。
うにげーさびら
これで、「お願いします」となります。
もう少し、丁寧にお願いする場合は、次の言葉を付け加えます。
ゆたしく
「宜しく」という意味です。軽いノリで「ゆたしく!」と使うこともありますし、次のように組み合わせて使うこともあります。
ゆたしく うにげーさびら
こうなると、「宜しくお願いします」となります。
「元気?」と軽いノリで会話する時の方言
もっとハードルを下げて、沖縄の方言を楽しみたいなら、「元気?」「元気だよ」の会話を、沖縄方言で話してみましょう。
がんじゅ―
「がんじゅー」は、「頑丈」という意味があります。だから、「健康」や「元気」とも使えます。ただこれだけだと、なんとなく会話としていまいち何かが足りません。
ちゃー
「ちゃー」とは「いつも」という意味があります。
これを先ほどの「がんじゅー」と組み合わせると、「元気?」「元気だよ」の会話が成立します。
ちゃーがんじゅーねー?
「元気ね?」といういみなので、これでようやく会話の糸口が出来ました。
逆に「ちゃーがんじゅーねー?」といわれたら、「ちゃーがんじゅーどー(元気よ)」と答えてみましょう。
会話に困った時に便利な方言
ときどき、会話をしていても、何と答えたらいいのかわからないようなふりが回ってくることありますよね?
そんなときに、とっても便利な方言が、沖縄にあります。
だからよ!なんでかね?
使い方やバリエーションは、山ほどあります。でも、基本的に、相手から話題をふられた時や、返答に困った時などに、相手を思いやる気持ちで使います。
だから、こんな困った会話の時にも使います。
A:なんでこんなに暑いんかね?
B:だからよ!なんでかね?
相手を否定するわけでもなく、しかも会話を切るつもりもないという、さりげない配慮が詰まった、とっても便利な方言「だからよ!なんでかね?」。
これは、知っておくととっても便利です。
沖縄の方言は、相手との会話を楽しむもの
沖縄の方言の基本は、相手を思いやることにあります。だから、なんとなく、相手を思いやるような表現や、可愛らしい言い回し、使い勝手の良い方言とさまざまです。
沖縄の時間に少し慣れてきたら、あなたもぜひチャレンジしてみてください。今よりもっと、ウチナンチュとの会話が弾むはずですよ!