沖縄って南国のイメージですよね。でも常夏の島とまでは行かないので、冬は来ます。では、どのくらい寒いのでしょうか?

沖縄の冬の気候
沖縄の冬の平均気温は17.6℃くらいですが、風が強いので体感的にはもっと低く感じられます。つまり、”本土ほどではないけれど寒い”状態になります。気温が10℃を下回ることはめったになく、10℃を下回るとトップニュースで報じられる程です。
2016年1月に国頭村奥で気温3.4℃の観測されと記録となりました。この時には名護と久米島でみぞれが観測され、本島のあちこちであられが降ったとの目撃情報がありました。宮古島では海の魚が寒さのあまり仮死状態になって、浜辺に打ち上げられました。
普段は、「沖縄の冬ってそんなに寒くないからいいな」なんて言っていた私ですが、この時ばかりは「寒くて水が冷たい、お米研ぐのがつらい」と言っていました。それなのに、なぜかわが家には抽選で当たったアイスクリームが届きました。なにも一番寒い日に届かなくてもいいのに…。
天気も雨が降りそうで降らない、はっきりしない曇りの日が多く、日射時間も短いです。日差しがないので、余計に寒く感じられますね。たまに晴れると日焼けしてしまうこともあります。日焼け止めはいつの季節でも持って来てくださいね。
最近の沖縄の冬の天気のデータ

去年の冬もおととしの冬も平年より気温が高かったのですが、沖縄の冬に慣れてきた私は暖房を使う頻度も、ダウンジャケットを着る頻度も高くなったような気がします。寒い時にはエアコンをつければ十分です。本土の冬はエアコンにプラスして、こたつ使ったり、ほかほかカーペット使ったりしていましたが、わが家はそこまでは要らないです。
沖縄の人の冬の服装
那覇の公立中学校の制服は11月の半ばごろから冬服になります。学校にも寄るでしょうが、1週間くらいは夏服でも冬服でも良い移行期間を経て、冬服に切り替わります。警察官は11月は夏服から合服に衣替えし、12月からは冬服着用になります。って言うとイメージしやすいかと思います。一般の人々は、トレーナーにジャンパーの組み合わせが多いです。風の強い日が多いので、前を留められるデザインのもののほうが快適です。
洋服屋さんでは、ダウンジャケットもヒートテックも売っています。私は引っ越してきた当初は、「暖かい沖縄で売れるの?」なんて思いましたが、だんだん暖かい冬に慣れてしまったので、今では年に数日は薄手のジャンパーではなく、ダウンジャケットを着ています。
手袋をしているおばちゃんはたまに見かけますが、マフラーをしている人はまず見ませんね。ブーツを履いている人は見ますが、これはファッションであって防寒のためではないですね。沖縄でもニット帽や使い捨てカイロも売っています。私は買ったことはないですが、だんだん冬の暖かさに慣れてくると使うことになるのかもしれませんね。
冬の沖縄に遊びに来られる時は
冬の沖縄に遊びに来られる場合は、コートやダウンジャケットは要らないです。手袋やマフラーもいらないです。風の通しにくいジャンパーを用意してください。日によって寒い日と暑いくらいの日もありますので、重ね着できるコーディネートが良いと思います。
例えば、長袖シャツ+トレーナー+ジャンパーで、脱いだり着たりが簡単なものがオススメです。日が沈んだ後は寒くなりますので、外でイルミネーションを見たり、日中でもホエールウォッチングなどに参加される場合は、しっかり防寒対策をして下さいね。逆に冬に本土へ修学旅行へ行く子供たちには「ジャンパーとタイツを用意してください」って案内が来るんです。
1月末ごろから緋寒桜(ヒカンザクラ)が咲き出して、桜祭りも開催されます。2月には野球やサッカーのキャンプが行われます。冬の沖縄も魅力がいっぱいです。