
沖縄で一人暮らしをするなら、まずはお部屋探しからスタート。一人暮らしで人気の間取りのワンルーム・1Kのどちらを選べば快適な沖縄生活が出来る⁉それぞれのメリット・デメリット、相場や得情報を紹介します!
ワンルームと1Kの違いって知ってる?
初めて一人暮らしをする人に人気があるのがワンルームと1Kです。コンパクトな間取りなので、初めての一人暮らしにはちょうど良い広さがあります。でも意外と知られていないのがワンルームと1Kの違いなのでは?
実はワンルームと1Kには「キッチン」と「メインルーム」の仕切りに違いがあります。
そもそもワンルームというのは、玄関を開けるとすぐ目の前にキッチンとメインルームがあります。メインルームとキッチンには仕切りがないので、ドアを開けた時すぐ目の前にメインルームがあるのがワンルームの特徴です。
これに対して1Kはキッチンとメインルームの間にドアがあります。このドアの仕切りがあるのとないのでは、一人暮らしにも大きな違いが出てきます。
沖縄生活ならではのワンルームのメリット・デメリット

あなたが沖縄で一人暮らしをする期間が決まっているのであれば、ワンルームを選ぶのが一番です。
例えば沖縄の大学に進学が決まって一人暮らしをするのであれば、卒業したら「地元に戻って地元の企業に就職する」「東京・大阪など主要都市で大手企業に就職する」を考えているのでは?そうなると沖縄生活で使った家電や家具などの処分や移動なども将来的には考えなければいけなくなりますよね?
さらに4年制大学であれば4年間の沖縄生活となりますので、その間に買い足していった家具や家電などで部屋の中は大量のものに囲まれていることに…。でも部屋の広さが限られていれば「物理的に置く場所がない」という現実問題があるので、欲しいものがあってもセーブしておこうという気持ちが働きます。
つまりワンルームでの一人暮らしは、将来の引っ越しを考えた時にとってもコンパクトな生活が出来るというのが一番のメリットです。
ただし沖縄でのワンルーム生活には最大の問題があります。それが「湿気」。キッチンとメインルームの仕切りがないワンルームなので、キッチンでの湿気がそのままメインルームに充満してしまうのです。
それでなくても沖縄は高温多湿の気候なので湿気がすごい!食費を浮かすために自炊をメインにするのであれば、料理を作るたびにさらに部屋の湿度が上がります。
だから沖縄のワンルームで節約生活をしようと思えば思うほど「カビ」が発生!何しろクローゼットの中に収納していた洋服でさえ、きちんと湿気対策をしていないとすぐにカビだらけに…。つまり「部屋の構造上湿気対策が効きにくい」ということが、沖縄のワンルームのデメリットといえます。
沖縄生活ならではの1Kのメリット・デメリット
1Kはキッチンとメインルームに仕切りがあるのが特徴です。この仕切りが一人暮らしではとっても役立ちます。
一人暮らしで一番困るのが急な来客。部屋に布団を広げてくつろいでいるときに家のチャイムが鳴ると、ビックリするのと同時に「この状況、どうやって隠そう…」と思うはずです。
でも1Kにはキッチンとメインルームに仕切りがあるので、仕切りのドアを閉めてしまえば玄関からメインルームを見られることはありません。これは1Kの最大のメリットです。
ただこのメリットが家賃に反映してしまいます。ワンルームと1Kの家賃を比較してみると、家賃が安いのはやはりワンルームの方になります。「家賃の安さ」を重視したいのであれば、やはりワンルームの方が希望通りの物件に出会える確率が上がります。
特に沖縄の場合は都心部である那覇市に一人暮らし用の物件が集中しているのですが、家賃の安い物件は「治安が悪い」というのがデメリット。中でも1Kの場合は民泊をしていることも多いので「外国人観光客の出入りが頻繁にある」という物件もあります。
特にアジア系の外国人観光客の民泊では住民とのトラブルも多いので、安いからといっても治安のよい場所を選ばなければ安心して一人暮らしをするのは難しいのです。
沖縄でワンルームが安いエリアはどこ?
沖縄でワンルームの物件は都心部にしかありません。メインは那覇市になりますが、那覇市のワンルーム家賃相場は3.9万円と意外なことにわりと控えめ。実は最もワンルームの家賃が高いのが那覇市に隣接する浦添市で、平均家賃は4.2万円なのです。物件の数では那覇市の方が多いのですが、閑静な住宅街が広がる浦添市の方が治安は良いこともあって家賃の平均相場が高いのです。
では沖縄で一番ワンルームの家賃相場が安いエリアはどこかというと、沖縄本島中部エリアの中心地である沖縄市。ワンルームの家賃平均相場は3.65万円で那覇市の最も高い浦添市よりも約1万円安いです。
中でも「沖縄市字大里」と「沖縄市照屋(てるや)」だとワンルームは3.5万円とさらに安い物件が集まっています。ただし「沖縄市南桃原(とうばる)」は浦添市の平均相場よりも高い5.5万円となっているので、沖縄市内でも地域によって家賃の平均相場にかなり違いがあることに注意が必要です。
沖縄で1Kが安いエリアはどこ?
1Kはワンルームよりも少しゆとりのある間取とあって新社会人や女性に人気があるため、物件も本島中・南部であれば比較的探しやすいです。
平均家賃相場が最も安いのは、本島南部の糸満市と本島中部の沖縄市で3.5万円です。これに対して最も高いのは那覇市の5.1万円なので、最安値と比べると約1万5,000円も家賃に違いが出ます。
ちなみに沖縄本島内での1K平均家賃相場は4.3万円となっているので、お部屋探しをする時は平均相場を目安に物件探しをしてみるのがおすすめです。
ただし沖縄美ら海水族館などがある本島北部エリアは賃貸物件そのものが少ないです。ファミリー向けの物件であれば名護市や本部町など人気のエリアであれば物件もあるのですが、ワンルームとなると探すのはかなり厳しいです。とはいえ名護市にある大学周辺には学生向けの賃貸物件があるので、根気よく探せば一人暮らし用の物件に出会える可能性もありますよ。
初めての沖縄一人暮らしはお部屋探しから!
沖縄は1年を通して高温多湿な気候であるということもあって、一人暮らしでも部屋の間取り選びが大切です。ただし場所によっては車またはバイクがないと通勤・通学や買い物にも困ることもあります。そもそも沖縄は電車がないので家賃だけを重視するのではなく、交通網にも注意してお部屋選びをすることが大切ですよ!